産業廃棄物の混合廃棄物とは?分類や処理方法・費用を解説
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廃棄物処理施設技術管理者とは
廃棄物を処理する施設には、廃棄物処理施設技術管理者と呼ばれる人材の設置が義務付けられています。
管理者となるためには一定要件を満たす必要がありますが、誰でも比較的簡単に挑戦することができます。
そこで本記事では、廃棄物処理施設技術管理者の役割や資格の取得方法、難易度について解説します。
これから廃棄物処理施設技術管理者の資格取得を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
< 目次 >
廃棄物処理施設技術管理者とは
廃棄物処理法に基づき、一般廃棄物・産業廃棄物の処理施設には、廃棄物処理施設技術管理者を置かなければなりません。
主な業務内容は、施設の維持管理業務を担う職員を監督・指揮し、関連する法令を遵守しながら適正に施設を運営することです。
国家資格の一種であり、取得には学歴や実務経験が求められます。
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廃棄物処理施設技術管理者の設置義務について
技術管理者の設置が義務付けられている施設は、一般廃棄物処理施設(規定のし尿処理施設及び一般廃棄物の最終処分場以外)と、産業廃棄物処理施設(規定の産業廃棄物の最終処分場以外)です。
なお、施設の設置者自らが技術管理者として従事することも認められています。
技術管理者の設置・変更時には、該当する自治体に期日以内に報告しなくてはなりません。
適切な人材を設置しないと、技術管理者設置義務違反として30万円以下の罰金が科されます。
廃棄物処理施設技術管理者に必要な資格
技術管理者に求められる資格や実務経験は以下の通りです。
<資格・実務経験一覧>
- ・化学・上下水道・衛生工学部門の技術士
- ・上記以外の技術士で実務経験1年以上
- ・環境衛生指導員で実務経験2年以上
- ・大学で理学・薬学・工学・農学課程の衛生工学もしくは化学工学を修了し、実務経験2年以上
- ・大学で理学・薬学・工学・農学に相当する課程で衛生工学・化学工学以外を修了し、実務経験3年以上
- ・短期・高専で理学・薬学・工学・農学課程の衛生工学と化学工学を修了し、実務経験4年以上
- ・短期・高専で理学・薬学・工学・農学に相当する課程で衛生工学・化学工学以外を修了し、実務経験5年以上
- ・高校で土木科・化学科・これらに相当する科目を修了し、実務経験6年以上
- ・高校で理学・工学・農学・これらに相当する学科を修了し、実務経験7年以上
- ・上記以外で実務経験10年以上
上記を満たす人材がいない場合に、講習で資格を取得する方法があります。
一般財団法人日本環境衛生センターによる講習を修了し、試験に合格することで資格要件を満たすことと同等と認められます。
講習は初心者対象の「基礎・管理課程」と、学歴や実務経験によって日数が短縮される「管理課程」の2種類です。
ごみ処理施設や最終処分場、破砕・リサイクル施設など、対象施設によりコースが用意されています。
各課程を修了し能力試験に合格後、技術管理士の認定証が交付されます。
廃棄物処理施設技術管理者講習の難易度や合格率
講習に全日程出席し、最終試験で80%以上得点すると合格です。
出題はマークシート形式で、難易度は高くないといわれています。
産業廃棄物を取り扱うのに必要な資格
こちらの記事で紹介した「廃棄物処理施設技術管理者」以外にも、産業廃棄物に資格は存在します。
産業廃棄物に関わる資格は、「特別管理産業廃棄物管理責任者」と「廃棄物処理施設技術管理者」の国家資格2種類です。
許可は、都道府県や政令都市などから受ける「産業廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物処分業」「特別管理産業廃棄物収集運搬業」「特別管理産業廃棄物処分業」の4種類に分けられます。
2つの国家資格のうち、「特別管理産業廃棄物管理責任者」は排出事業者に関わる資格で、「廃棄物処理施設技術管理者」は処理業者に関わるものです。
また、4つの許可はそれぞれ産業廃棄物処理業者が自社の事業内容に応じて取得します。
その他資格の内容や、取得するまでの費用について以下についてはこちらの記事で紹介しています。
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いかがでしたでしょうか。
今回は廃棄物処理施設技術管理者の設置規定や資格要件・難易度について解説しました。
技術管理者は施設を安全に運営し、廃棄物を正しく処分するために欠かせない存在です。
処理施設を設置する際は、適切な人材を選任するか、講習を受けて必要な資格を取得しましょう。
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