クラウドサービスとは?
2020/07/28
2020/7/28
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クラウドサービスの3つの分類
①SaaS(Software as a Service:サース、サーズ)
インターネットを経由し、電子メールや財務会計などのソフトウェアを提供するサービスです。ソフトウェアの購入やインストールをせずに、必要な機能を必要な時にだけ利用することができます。
②PaaS(Platform as a Service:パース)
インターネット経由で、OSやハードウェアなどのアプリケーションを動かすためのプラットフォーム機能の提供するサービスです。大規模なデータセンターなどにプラットフォームを用意し、主に企業などのユーザーがその上にサービスを開発することが一般的です。
③IaaS(Infrastructure as a Service:アイアース、イアース)
インターネット経由でデスクトップ仮想化や共有ディスクなど、サーバや記憶装置などのインフラ機能を提供するサービスです。ユーザーはOSやミドルウェアなどを準備し、その上でアプリケーション等を開発します。IaaSはSaaS、PaaSに比べ、開発の自由度が高いことが特徴です。
SaaS、PaaS、IaaSの違い
(参考:日経XTECH『自前のアプリも動く「PaaS型」「IaaS型」躍進』)
クラウドサービスのメリットとデメリット
クラウドサービスを利用するメリットは以下の3点です。
- ハードウェアやサーバなどの保持、管理の必要性がない(ハードウェア、サーバ等はすべてサービス提供会社が保持、管理行うため、これらの保有、管理は不要)
- インターネット環境とWebブラウザがあれば、端末、場所を問わずサービスの利用が可能(ネットワークを介してサービスが提供されるので、環境に左右されず利用することが可能)
- 低コスト(ハードウェア、ソフトウェアの導入費がなくなるほか、ランニングコストも比較的低い)
一方でクラウドサービスにはデメリットもあります。
- 情報セキュリティ面でのリスク(ネットワークを介して攻撃を受ける可能性や人為的なミスによる情報漏洩の可能性があるため、十分にセキュリティ対策をしたクラウドサービス事業者を選ぶ必要がある)
- カスタマイズの自由度が低い(パッケージ化されたサービスのためカスタマイズの自由度は高くなく、最近ではある程度カスタマイズができるサービスも増えている)
まとめ
クラウドサービスとは、インターネットを通じて様々なITリソースを提供するサービスです。データの管理やWebメール、その他ソフトウェア等ですでにクラウドサービスを利用している企業も多いのではないでしょうか。最近では利用しているサービスが、意識せずともクラウド上で稼働していることも多くあります。クラウドサービスは近年急速に発達しており、今やICTに欠かせない技術となりました。クラウドサービスは便利で抵コストである一方、特にセキュリティ面でのリスクがあります。クラウドサービスの種類やメリット、デメリットを理解し、導入をぜひ検討してみてください。