ICTに欠かせない第3のプラットフォームとは?
2020/07/20
2024/1/9
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はじめに
第3のプラットフォームとは、アメリカの調査会社IDCが提唱している概念で、ICT(情報通信技術)を支える情報基盤のことを指し、「モバイル」、「ソーシャル技術」、「ビッグデータ」、「クラウド」の4要素から構成されます。第3のプラットフォーム関連の市場規模は年々拡大しており、今後も拡大していくと予想されています。
そもそも第1、第2のプラットフォームって?
第3のプラットフォームの概念が登場するまで、「第1のプラットフォーム」、「第2のプラットフォーム」がありました。
①第1のプラットフォーム:メインフレーム
メインフレームとは主に大企業の基幹業務に使用される大型コンピュータを指します。メインフレームの登場により、企業の業務はコンピュータを用いた効率的な運営へと変化しました。1951年に初めて開発され、ソフトウェアは企業向けに設計されていました。
②第2のプラットフォーム:クライアント・サーバ
クライアント・サーバシステムとは、機能や情報を供給するサーバと、利用者が操作するクライアントをネットワークで結び、クライアントの要求にサーバが答える仕組みです。1980年代あたりから始まり、企業向け、個人向けに提供されるようになりました。
第3のプラットフォームの4つの要素
以下の4つの要素を取り入れ、関連性を高めることでビジネスへの相乗効果を高めることができます。
①クラウド
インターネットを通じて、サービスや各種ソフトウェアの機能を利用するシステム。
②ビッグデータ
文書ファイルや画像、音声・動画データ、GPS情報データなどの膨大なデータで、統計分析を行う際に使われる。
③モバイル
スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン、スマートウォッチなどの持ち歩ける小型のコンピュータ。
④ソーシャル技術
Facebook、Twitter、チャットツールなどのSNSに代表される、ユーザー同士をインターネットでつなげるサービス。
4つの要素により可能になるICT
第3のプラットフォームの4要素の展開により、第1、第2プラットフォームではできなかったことが可能になってきました。今後は
- 3Dプリンター
- IoT
- ロボティクス
- 認知システム
などの技術が成長すると予想されています。
まとめ
第3のプラットフォームとはICTを支える情報基盤のことで、「クラウド」、「ビックデータ」、「モバイル」、「ソーシャル技術」の4つの要素から構成されます。第3のプラットフォーム技術の進展により、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速すると予測されています。企業はこの4つの要素に対応し優位に立つことで、今後の市場を生き残ることができます。これまでのITは、既存業務の効率化が主流でしたが、今後はITを駆使して新しいビジネスを創出することが求められます。これからの競争に勝つために、4つの要素を取り入れたICTの導入をぜひ検討してみてください。
(デジタルトランスフォーメーション(DX)についてはこちら)
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