VR、AR、MR、SRとは?
2020/07/06
2024/1/9
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はじめに
VR、AR、MR、SRの違いはご存知でしょうか。それぞれVR(Virtual Reality)は仮想現実、AR(Argumented Realty)は拡張現実、MR(Mixed Reality)は複合現実、SR(Substitutional Reality)は代替現実の略で、すべてバーチャル技術のことをいいます。
VR(Virtual Reality:仮想現実)
VRは、限りなく現実(実体験)に近い体験が得られるバーチャル技術のことです。VRゴーグルを装着すると、自分がVRの世界に入り込んだ感覚を味わえます。利用方法として、下記のような事例があります。
①メーカー・製造業
- VRによるシミュレーション後の製造装置レイアウト変更(工数削減)
- 製造装置の動作確認(コンピュータ上で仮想的に動かすため現場以外での確認が可能)
②建設業
- VRを利用した遠隔地からの重機操作システム
- お客様が設計段階の注文住宅を見ることが可能なVR設計
AR(Argumented Realty:拡張現実)
ARは、実際の景色、地形、感覚などに、コンピュータを使ってさらに情報を加えるバーチャル技術のことです。VRとは違い現実世界ともリンクすることができます。利用方法として、下記のような事例があります。
①メーカー・製造業
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遠隔地から製造現場・保守点検作業のサポートを行う
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かざすと商品の特徴や説明が表示される商品パンフレットやカタログの発行
②建設業
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新人作業員への遠隔からの作業支援・サポート
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お客様が設計段階の注文住宅を見ることが可能なVR設計
MR(Mixed Reality:複合現実)
MRは、VRによって味わえる仮想現実感と、ARの拡張現実感を組み合わせたバーチャル技術のことです。仮想現実の世界に現実の世界の情報を表示することができるため、MRゴーグルを装着すると、現実世界でVRのような体験をすることが可能になります。利用方法として、下記のような事例がございます。
①メーカー・製造業
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作業現場に製品のサンプルを投影し、作業工程などの確認を行う
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MR上のマニュアルで設備の点検マニュアルを呼び出し、保守・点検を行う
②建設業
- 図面を現地で作製し、図面を基にした3Dモデルと現地の映像を重ね合わせながら確認を行う
- MRソフトウェアを利用した研修による従業員の技能向上や安全性改善
SR(Substitutional Reality:代替現実)
SRは、過去の映像を現実の世界に投影し、現実では見ることができないことを、あたかもその場にいるように錯覚することができるバーチャル技術のことです。具体的な活用事例がまだほとんどありませんが、今後SR活用による様々な産業の発展が期待されています。
まとめ
VRは仮想現実、ARは拡張現実、MRは複合現実、SRは代替現実と訳されるバーチャル技術のことです。これらの活用により、現実ではできないこと、不可能なことを可能にすることができるようになってきました。現在では、ゲームや音楽などのエンターテイメント、教育、医療、そして製造業や建設業など、幅広い業界で導入されてきています。また、VR、AR、MR、SRの4つに加え、最近では先端技術の総称のことをいうXR(Cross Reality)という言葉も登場しました。今後この分野は、更なる進化を遂げると思われます。時代を先取りし、活用をご検討してみてはいかがでしょうか。
JEMSでは、サーキュラーエコノミーの実現に向け資源循環の価値証明サービス「Circular Navi」の提供を2022年4月に開始しました。
すでにプラスチックの資源循環をはじめとした実証実験などにご活用いただいています。
その他にも、一般廃棄物を削減するための回収量の見える化などさまざまな取り組みを支援しています。
今後も約30年にわたる廃棄物管理の分野で培ったノウハウとパートナーシップをもとに再生材や再生材利用製品の価値を最大化することで企業の循環型ビジネスの構築を支援していきます。
サーキュラーエコノミーに主体的に取り組もうとお考えの皆様のパートナーであり続けることを目指しています。