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ビッグデータとは?

2020/08/17

2020/8/17

  • ICT
  • IT
  • IoT
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はじめに

IoT化が進み、あらゆるデバイスがネットワークにつながり、多様で多量なデータがやり取りされるようになりました。この膨大なデータをビックデータと呼びます。

ビッグデータの定義

一般的にビッグデータは、インターネットや機器などを介して蓄積されたデータを指すことが多いです。具体的には、従来のデータ管理システムでは保存、解析が難しい膨大で複雑なデータのことを「ビッグデータ」と呼びます。ちなみに、総務省では以下のように定義しています。

デジタル化の更なる進展やネットワークの高度化、またスマートフォンやセンサー等IoT関連機器の小型化・低コスト化によるIoTの進展により、スマートフォン等を通じた位置情報や行動履歴、インターネットやテレビでの視聴・消費行動等に関する情報、また小型化したセンサー等から得られる膨大なデータ。

(参考:総務省「平成29年度版情報通信白書」)

ビッグデータの種類

総務省では、ビッグデータを行政、企業、個人を主体として4つに分類しています。

①オープンデータ:国や自治体のデータ

政府や自治体などの公共団体が保有し提供しているデータ。

 

②知のデジタル化:企業のデータ

企業の暗黙知やビジネスのデータ、経営ノウハウをデジタル化・構造化したデータ。

 

③M2M(Machine to Machine)データ:企業のデータ

生産現場におけるIoT機器、コンピュータやサーバのような情報通信機器などから収集されるデータ。 「知のデジタル化」と「M2Mデータ」を合わせて「産業データ」と呼ぶ。

 

④パーソナルデータ:個人のデータ

個人の名前や性別といった属性情報や、スマートフォンなどのウェアラブル端末から収集された移動・行動・購買履歴などの個人のデータ。特定の個人が特定されないよう加工された人流情報、商品情報等の「匿名加工情報」も含まれる。

 

(参考:総務省「平成29年度版情報通信白書」)

ビッグデータの活用例

①農業

専用のカメラやセンサーから得られた植物などの画像データを分析し、農作物の生育状況を把握します。生育の状態に合わせ適切な作業ができ、収穫量の安定や品質の向上につながります。

 

②建設業

建設車両や機器にセンサーを取り付け、位置情報や稼働状況のビッグデータを分析します。機械等の故障原因特定や修理の迅速化によるコストの削減、生産性の向上といったメリットが生まれました。

まとめ

ビッグデータとは、簡単に表すと膨大で複雑なデータのことです。IoTの促進、SNSなどの発達などにより、今も大量のデータが生まれています。データは人々の年齢、性別などの属性情報からノウハウのデジタル化、機械の稼働情報まで多種多様です。これらを収集、分析することで、人間の知見だけでは得られなかった、イノベーションを発見でき、新しいビジネスチャンスとなります。自社のビジネスや社会の課題解決にはどのデータが必要かを見極め、適切に用いることが必要です。技術が進展し、この大量なデータを扱えるAIなどのツールの開発も進んでいます。今後のビジネス拡大に向け、ビックデータの活用をぜひ検討してみてください。

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