廃棄物処理におけるCO2排出量可視化を実現
当社は、長年にわたり培ってきた廃棄物管理のノウハウと実績を生かし、
廃棄物の処理段階を含むCO2排出量の算定機能を開発しました。
プロジェクトの背景
近年、世界全体が「脱炭素」へと大きく舵を切りつつあり、日本でもSBTやカーボンニュートラルなどの脱炭素に向けた目標設定を通じて、
CO2排出量の公表や具体的な削減計画の提示に取り組む企業が増えています。
CO2排出量は事業者自らの排出だけでなく、あらゆる事業活動(サプライチェーン)に関する排出量の算定が求められています。
「事業から出る廃棄物」のCO2排出量は、サプライチェーン排出量におけるスコープ3のカテゴリー5に位置付けられており、
CO2排出量の算定対象になっています。
※1 Scope3基準及び基本ガイドラインでは、輸送を任意算定対象としています。
※出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/supply_chain.html)
※上記出典元コンテンツを加工して作成
しかしながら、廃棄物分野においては、排出品目や処理方法が多岐にわたることから、廃棄物処理段階のCO2排出量についての算定が難しく、
多くの企業で実態が把握されていなかったのが実情です。
解決策
CO2排出量可視化機能の内容は以下の通りです。
① 廃棄物処理におけるCO2排出量をマニフェスト単位で提供
② 事業所や期間を指定してCO2排出量を集計・データダウンロードできる機能を提供
③ 毎月のCO2排出量をレポートとして提供
算定方法は、CO2排出量に関する国際的基準であるGHGプロトコルに対応しています。
サプライチェーン排出量:Scope3 カテゴリー5「事業から出る廃棄物」が算定できます。
※本機能は当社が提供する廃棄物排出企業向け廃棄物総合管理システム「GENESYS-ECO」にて提供しています。